タクティスに染まる頃
第三章



あたし,弱かったんだ。
母さんに,本当の事を聞くのが怖かったんだ。

『あんたなんていらない』

そう言われるんじゃないかって…
もし,そう言われたら,あたしはどうすればいいんだろうって…


この数ヶ月。
あたしはたくさんの事を知ったんだよ?
だから,もう逃げない。だから,母さん…
本当の事言ってよ…



あたし,どんな事でも聞くから…


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