タクティスに染まる頃
目の前には,白い服を着た先生らしき人と,看護婦さんが,俊貴に呼び掛けていた。


『ごめんな…』


俊貴の声が,頭に響いた。
涙が止まらない…


あたしこそ…あたしこそごめん…

大好きだよ…俊貴…
良かった…目を覚ましてくれて…
これからは,あたし達は幸せに過ごせるよね?
いつまでも…ず…っと…
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