Sweet Love

「誰にでもあういうことしてんの？」



「まあ…はい…」



「ふーん」



「工藤先生、まだ怒っていますか…？」



「あ？当たり前だろ」



「だって、誤解解いた…」



「あいつが頭触った時、お前顔赤かっただろ」



「…………」



そういうことされたことないから慣れないんだよね…



ていうか、そこまで見えてたの？！



「そんな顔見せるなって言っただろ」



「だって…」



「言い訳はいらない」



「じゃあ、なに…うわっ？！」



前に座っていた工藤先生はいきなり立ち上がって私を抱き上げた



こ、これってお姫様抱っこってやつじゃないの？！



なんて驚いている場合じゃなかった。



お姫様抱っこされていつの間にかベッドの上に落とされていた



な、なにこの状況…？！



「なぁ…」



私が軽くテンパっていると工藤先生が真剣な顔で口を開いた



「はい…」



「今からさ俺のことだけしか考えられないようにしていい？」



「へ？」



私いつも工藤先生のこと考えてるけ…ど…



いや…山本先生が来てから工藤先生のことちょっとしか考えてなかった…



あ、山本先生に変わったとかじゃなくて…



行動が読めないからなに考えてるんだろうな〜とかどうしてあんなことするんだろう？とか普通に疑問に思ってるだけなんだよね…