Sweet Love
美雨さんからは良い香りがして思わず目を閉じそうになる



ふわふわしてて気持ちいい…



「ん〜由愛ちゃん柔らか〜い〜赤ちゃんみたいな柔らかさね〜ずっとこうしてたいわ〜」



「美雨さん、ふわふわしてて眠くなっちゃいます…」



「かわいい〜っ!!寝てもいいのよ〜?」



なんてやり取りをしていると横からいきなり腕を引っ張られた



グイッ



「へ?」



「こいつは俺のなんだからベタベタするな」



私を抱きしめながら、工藤先生はそう言った



「うわ〜独占欲つよ〜そんなんじゃ、由愛ちゃんに嫌われるわよ?」



「うるせぇ…」



「ていうか、紘人のそんな姿初めて見たわ。よっぽど由愛ちゃんにぞっこんなのね」



「……………」



「でも、悪いけどしばらく借りるからね〜」



「ちっ…」



「なによ?!いいじゃないの!!毎日一緒にいるんだから!!」



「わかったって。由愛、楽しんでこいよ」



「え?あ、うん!」



「じゃあ、由愛ちゃん行きましょ〜」



「はい!」


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「美雨さん、どこに行くんですか?」



「まずはね〜服を買いましょう!」



「服ですか?」



「うん!今日、紘人と夜出かけるんでしょ?だから、そのための服を買いに行くの!」

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