Sweet Love
ガタンーー



やっぱり重いな。どうしようか



そう思っていると、後ろから声が聞こえた



「大丈夫ですか?!」



その声は…



「な、なんで…」



「あ、宮本じゃん」



「な、なんで工藤先生がここにいるんですか?!」



なんでって言われても…



お前が危なっかしいからなんて言えるわけない。ていうか言わない。



まだな。



何を言っても混乱している由愛に引っ越しの手伝いをしてもらうことにした


ーーーーーーーーーーーーーーーーー


よし、これだけやればあとは俺1人でも大丈夫だろう



手伝ってくれた由愛にあいつが大好きなココアをあげようと思い、声をかけた



だけど、あいつは目を合わせようとしなかった



なんでだ?



なにかあったのか?



あきらかにおかしい。



俺が声をかけようとすると、家のことがあると言って目を見ずに出てった由愛



なにかまずい物でも見たのか?



俺は由愛が片付けてたダンボールを見たが、ここにはなにもない…



すると、床に落ちている高校時代のアルバムとその間にはさまっている1枚の写真が目に入った



まさか…これか?



だとしたら由愛のあの反応は…ってなわけないな。



明日由愛に聞いてみるか…



そして俺は片付けの続きを始めたーーーーーーー

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