Sweet Love
しびれを切らした私がそう聞くと




「ん〜?なんのことだろうね?紘人?」



「俺にふるな。」




2人とも教えてくれなかった。



「なんなんですか、もう!!!!」



「てか、由愛、慎の隣に行くな。こっち。」



そう言って工藤先生は、松田先生から遠ざけた。



私の話は無視ですか!!



あれ…?でも…



「なんで松田先生から遠ざけたんですか?」



私がそう聞くと工藤先生は、はぁ…とわざとらしくため息をついた。



そんなため息つかれてもわからないんだもん!!



心の中できれてると



「あんま心配させんじゃねーぞ。」



ぽんぽんと私の頭の上に手を乗せて工藤先生が言った。



そして、松田先生と見回りが終わるまでずっといじられていた工藤先生と3人で回った夜は、楽しくて何事もなかった。



だけど、私は工藤先生に頭ぽんぽんされてから今までのあいまいだった気持ちが好きという確信に変わるのを感じたーーーーーー

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