私に恋をしてください!
2人で葉月の部屋に入った。

『ソラはこの間の続きで髪の毛のベタ塗りと、男の子の服にトーン貼っていってね』
「はぁい」

葉月はそう言うと早速電車の中で浮かんだというストーリーに乗せてマンガを描き始めた。

「このペースなら夏のコミケにブース出せそうかな、"氷川先生"」
『そこのアシ、口じゃなくて手を動かしなさいぃ』
「はぁい」

おやつ、そして夕飯を挟んですっかり夜遅くなり、そのまま葉月の部屋に泊まった。
シングルベッドの横に眠る葉月。

今の今まで・・・

これから先、何度葉月の身体を味わうのだろう。
でも、間違いなく飽きることはない。

俺は少し前までは、セックスこそ汚らわしいものだと思っていた。
それが今では、愛情を確かめ合える最高の行為だということを知った。

葉月。
身体と、そして心でずっとこれからも愛情を確かめ合おう。

そして時には言葉にして愛を囁き合おう。

俺は君という理想の恋愛が出来る女性に出会えたんだ。

だからこそ絶対、葉月の夢を叶えてみせる。

俺の力で・・・



END
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