無気力系恋愛
第1恋愛 『よりによってなぜ奴と』
今日の1限は委員会活動を決める時間。

この学校には7つの委員会がある。

①生徒会
②保険
③環境
④企画
⑤放送
⑥整備
⑦図書

特に入りたい委員会はなかった。
だが、入るならば楽な方がいい。


「麻依は決まってる?」

「いや、別に。」

「ほんと!?じゃあ一緒に企画やらない?自分達で行事になりやりたいかとか決められるんだって!!楽しそうじゃない?(キラキラ」

キラキラと目を輝かせている南海だが、正直企画は考えるのがめんどくさそうだし、呼び出しが頻繁そうだ。


「...悪い、遠慮する。」

「えー...そんなぁー...んー麻依が嫌なら仕方ないかぁー、わかった!じゃあ私一人で入るよ。」

「あぁ。」


良かった、もっと粘るのかと思った。


「んで、麻依は何にするの?」

「...これって必ずだっけ、」

「うん!」

「......。」


ほんとはやりたくないのだが、絶対なら仕方ない。
ここは、1番楽そうでベタな感じの
「図書...にする...。」


本好きだし、それに......


「うん!!麻依らしいね!!」


でしょ?


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