先輩と私~ピュア系一途×爽やか系おおかみ~

伝えたいこと




「……う…そ…」




驚いた反動で、顔を上げ、そして、先輩と目が合う。



真っ白になってしまった思考の中で、ようやくでた言葉はあまりに間抜けなものだった。






「嘘なんかじゃないよ。本気」






ううん、分かってる。


先輩が冗談でそういうことを言う人なんかじゃないって。



だけど、あまりにも信じられなくて、疑わずにはいられなかった。






でも、目があって、先輩の真剣な眼差しを見て、それが本当であることを知った。




「…せ、せんぱいっ」



「ん…?」

< 63 / 184 >

この作品をシェア

pagetop