ホストNo.1男子と甘い同居生活。



そらが将来の夢を語るのは、結構珍しい。



それに嬉しそうだ。

鏡の奥で、そらの笑顔が見える。



「私、最近街中で聞く音楽が好き」

「あ。今有名な…」


そらは鼻歌で説明しようと頑張った。

その自信のある歌声に、私は目を瞑って聞いていた。


「ほら。出来たよ」

「わぁ」


みつあみで後ろに2つで縛ってある。

それにピン止めで後ろが崩れなくなっていて、

髪も少し巻いてあった。



「凄い…」

「最近、マネキンで練習していなかったから綺麗に出来てよかった」


「ありがと」


< 197 / 330 >

この作品をシェア

pagetop