私達の永遠~それから
今年のイブまでにタクヤと結婚して、ケイと三人で家族になり、一緒に暮らして、ケイの高校のフォローをしようと言う事になった。

狭くても一人一部屋(←リビングを仕切っても)エアコンも一人一台が目標。

タクヤの仕事の時間の都合が目茶苦茶な為、他の者が体調を崩す為だ。

もちろん昼間いない者のエアコンはオフ。
まあルームシェア状態だ。
あくまで理想で希望。

それでタクヤの借金の過払い請求をしたのだけれど、月四万×三年残ってしまったので無期延期。

当面私は目標を見失ってイライラしたけど、何とか今は落ち着いた。

結婚と言う意識より、家族になるという感覚の方がぴったりくる。

ケイもまだまだ難しく掴み所がない。

ユウは体を壊しているらしく心配だ。

安心して死ねない。


タクヤが俺は?と聞いてくる。

子供で手一杯と正直に答える。

タクヤはさすがにヒロの話をすると嫌がるようになった。

私の中に今もヒロがいる事を知っているからだろう。

けれどタクヤに言った。

それを忘れる位にタクヤを愛した時、タクヤが幾度も酷い裏切りをしたせいで、安心して信頼出来なくなった。

そうある少女が言った言葉のように、『信頼は勝ち取るものだ』本当にそう思う。


< 134 / 149 >

この作品をシェア

pagetop