Honey♥Bitter
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列に並んでる間、あたし達は一言も言葉を交わさなかった
というより突然すぎて何て言えばいいのか分からなかった。
ただ、手は繋いだままで……
ドキドキ……
あたしの緊張もピークに達した
順番が回ってきてあたし達はオレンジのゴンドラへと乗り込む
どんどん高くなっていく景色
夜の街はたくさんの光が反射してすごくキラキラと光ってる
綺麗…………
ふと、向かいに座ってる翼くんを見ると俯いてる
「…どうしたの?」
「………あ? 何か言ったか?」
ゆっくりと顔を上げた翼くんの顔色は少し悪い