無垢な瞳
結局翌日、校長室に双方が呼ばれ、学校が間に入ってこの問題はなんとか収拾した。




僕は音楽室に行く気にもなれず、かといって教室も居心地が悪かったので、図書室で休み時間を過ごしていた。

「隣座ってもいい?」

アキが話しかけてきた。

「別にいいけど」

アキは椅子に腰掛けると、いきなり言った。
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