嘘告白
「嘘告白」

それは、今このクラスで流行ってること。王様ゲームで当てられた女子が、男子に嘘の告白して男子の反応を楽しんだ後、嘘っ

て言う。

首謀者は、この私。

私は、このクラスのムードメーカ的存在かな?結構色々やってる。

「おいおい、姫木ー。そろそろ止めろよな、それ。男子結構傷ついてるんだぜー?」

笑いながら注意してきたのは、同じクラスの岡田和真。(かずま)私の想い人だ。

中学から一緒で、優しくて、かっこ良くて、女子はおろか男子にも人気だ。

きっと、バスケ部のエースだからなのかもしれない。



私は、姫木陽笑。(はるえ)

今は、高二の二学期で11月の中ば。

性格は・・・お調子者かな?明るい!!

部活は、美術部。昔から絵を描くのも見るのも好きだったから、中学共に同じ部活。

成績は、残念。

まー、こんなに改まって自己紹介するのも照れるほどいたってフツーの女の子でーす!!

だから、きっと私は和真に相手にされないだろう。

ずっと、ずっと前から好きだった和真。

いっつも笑顔の・・・・陽笑・・・・陽笑・・・・陽笑!!

「陽笑!!!かえってこいって!!まったく・・・」

「あっ、ごめーんフリーズしてたぁ」

「しょうがないよー。陽笑は、別の世界にたまーにいっちゃうから」

そうやって、話しに入ってきたのは白川恵美。(えみ)

中学から、ずーっと同じクラスで物凄い美人の私の親友。

私が、和真のこと好きって唯一知っている人でもある。







私は、和真が好き。それは、ずーっと変わらないと思う。
< 1 / 3 >

この作品をシェア

pagetop