黒猫男子とツンデレ女子
「かるちゃん、」
かるちゃんとの帰り道、思いきって話しかけた。
「なに?」
「かるちゃん、私、玲のことほっとけない。」
「うん。」
「かるちゃん…ごめんね…ずっと辛かったよね…私のせいで…っ、かるちゃん傷つけてばっか…っ」
「怜ちゃん、俺は大丈夫だよ。俺、怜ちゃんが玲のこと好きだってわかってた。」
「かるちゃんが好きなのに…っ…」
好きならそれでいいのに。
だけど、私が玲といる限りダメなんだ。
玲も大切な奴なんだ。