【続】ママのあたしが恋をした。
「ただいま……」






「おかえり、香流!」







部屋に入ると同時にあたしを抱きしめる和登。







「香流に何かあったらどうしようかと……」







「え?」







「部屋はぐちゃぐちゃだわ、香流と姫はいないわで。香流と姫が誘拐されたかと……」







あたしは思わず笑った。







いつも冷静な和登がこんなにも。







すごくうれしい。





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