甲子園に連れてって!
瑞希は病室ですやすや寝ている
結城「心配掛けやがって・・・頼むあと2日で決勝なんだ明日は病院のテレビかもしれない必ず最高の景色見せてやるからまだ行かないえ呉」と涙を流していた


翌日・・・準決勝が始まった

選抜は結城じゃなく彰だ!!!
この1年で結城だけのワンマンだと無理があると感じたメンバーは何人かはピッチャーの練習をしていた

だから今日結城はファーストスタートだ
病室で見ていた瑞希はびっくり
練習していたのは聞いていたがまさかここで出てくるとはおもはなかったからだ

相手チームもデータがなく球をとらえるのに一苦労している
結城とはまた違うリズムで投げてくるから
結城対策をしてきたちーむにはむずかしいらしい

結城をマウンドに挙げることなくロースコアー2-1で決勝進出を決めたのである
決勝戦は明後日だ


勝った俺は急いで瑞希の病院に急いだ
そしたら瑞希が先生に必死でお願いをしている声が聞こえた

瑞希「私の状態が悪いのは自分でも自覚しています・・。先生でもお願いします
明後日球場に応援に行かせてください!!」

先生「その体じゃ無理だ君はわかってるのか」と言い争っている

そこに隼人が到着して先生にお願いしている
どうやら大学時代の恩師らしい

隼人「せんせいお願いします。このこは明後日の試合をみるためにここまでガンバてきたんです。俺が付き添いますから」

先生「青葉・・・何かあったら緊急対応できるようにしとく勝手にしろ」

隼人「ありがとうございます」
と静かにドアがしまった

瑞希「ありがとうございます」

隼人はニッコと笑い
「結城入ってこい」という
そこにはいとしい人がいた

いよいよ明後日2人もいや瑞希に関するみんながこの日を待ち望んでいた
でもそれはもう1つ残酷なタイムリミットでもあるんだ
似好きはもう車いすでしか行動が難しい状況で
起きている時間が圧倒的に少ないのだ
もう気力で生きている
といっても間違いないのだ・・
起きているときはしっかりしゃべるがすぐにむせてしまうのは事実・・声もかすれている
こんな子を球場に連れていくのは残酷な気もしているのは事実である
けど
楽しみにしてる瑞希がたまにみせる笑顔を見るとよくがでてしまうのだ

多分兄貴も同じ気持ちだろう

ほんと1日1日を大切にしなきゃと思う

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