夏の日の思い出
私は、その時ある一つの決意をした。

(私は、もう泣かないようにがんばるよ。だって約束したもんね。だから、もう大丈夫だよ。)

私は、そっと空を見た。
もう、花火は上がっていなかった。
しかし、その空はいつもの空よりも、明るい空に見えた。
ここから、私は新しく歩き出せる、そう思った。



これが、私の最初で最後の夏の思い出だった。
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