四葉のクローバーが散るとき…

やけショッピング


私は、


半分残っているオムライスを、


奥歯で涙を


耐えながら食べた。



その時のオムライスは、


味がしなくて、


まるで、



砂のようだった――――――




弘人たちに見つからないように



ファミレスを出た私は、



ショッピングモールへ向かった。



分からないし、悲しいし、


悔しいよ?


でも、だからって


死にたいって思っても、


勇気がでないんだもん。


それに、そんなことのために


命捨てられない。
< 25 / 203 >

この作品をシェア

pagetop