狂ッタterror(恐怖)ゲーム開始
「じゃあ皆10円玉に指置いて」
誰かの声に皆は従って指を置く
10円は小さくてギリギリ皆の手が
乗っかるくらいだった
「始めるよ
こっくりさん
こっくり「ザアアアアアアアアアアアア」
「きゃーーーーっっ!」
美咲が悲鳴をあげる
置いてあったテレビが突然砂嵐を
映し始めたのだ
「なんなのよ、いきなり…………」
奈々は砂嵐が映されているテレビを
見て眉間にシワを寄せながら言う
「ねぇやっぱり怖いからやめない?」
美咲はイスから勢いよく立ち上がり言う
「大丈夫だって!美咲!
ここのテレビ古いし壊れてるんだよ」
大河は立ち上がっている美咲を座らせる
テレビが壊れてるって言っても
タイミングが良すぎるような………
「ではでは!気を取り直して!
こっくりさん
こっくりさん
どうぞおいでください
もしおいでになられましたら
《はい》へお進みください」