狂ッタterror(恐怖)ゲーム開始
「ねぇ、5人でこっくりさんやらない?」
突然俊介が冗談で言う
最近、俊介はオカルト系にはまっていて
それに影響されての事だろう
「いいねー!」
手をパンっと合わせて
俊介の提案に乗る奈々
「えー?怖くない?」
顔を横に振りながら少し怖がる美咲
「面白そー!やってみたかったんだw」
前のめりになって俊介を見る
興味津々な大河
「だよな!実空はどう思う?」
俊介が私の方を向いて目を輝かせながら
聞いてくる
「わ、私?うーん、面白そうだとは思うけど…」
あんまりやりたくないけど
皆やりたそうだしここで乗らないのもな…
「やってみよーぜ」
この言葉に私が乗らなければこの後に起こる最悪な物語に巻き込まれることは無かったかもしれない
もし…………反対してたら………
やっていなければ…………
そんな希望を願っていたってもう遅いんだ
「いいね、やってみよ、こっくりさん」