泣いて笑ってまた泣く
その時、家のチャイムがなった。

岬だと思って私はでなかった。

だけどいつまで立っても帰らないからベランダから覗いた。

岬のおばあちゃん?

岬のおばあちゃんは私の隣の隣の隣に住んでいた。

「なんですか?」

ベランダから見下ろしながら聞いた。

「岬は千円とってないから疑わんとって!!あの子はお金持ってるから」

そう言って帰って行った。
悔しくて言い返せなくてまた泣いた。

確信した。
アイツが取った。
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