君がいたから

決意

日に日に私の体はやせ細っていく…

彼は、そんな私を必死に支えてくれた。

弱音なんていちどもはかなかった。

でも、彼が自分自身をせめていることはなんとなく感じていた。

私は、学校がいけなくなるまでそう長くはかからないことを知っていたので覚悟はしていた。

大きい病院にうつることも…

彼は、私が弱っていくのを見て何もできないと思っているのかもしれない。

仕方ないことなのに…

彼は、十分私にしてくれている。

逃げ出してしまいたいのを我慢して会いに来てくれる。

彼が我慢している証拠にこの病院に入ってからよく私に

「ごめんな」

とよくいうようになった。
< 17 / 39 >

この作品をシェア

pagetop