さよなら、なんて言わないで。

彼女side




『...だってさ、俺達会えばケンカばっかしてる』



あたしは少しの沈黙のあと『そうだね。』と言った。



そして、目をそっと閉じてしっかりと彼を見た。



__最後の悪足掻きをさせて。





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