君色〜キミイロ〜
ダメじゃん私…
こんな時は私がしっかりしなきゃ。
橘さんを支えなきゃ…!
そう思って橘さんに声をかけようとした途端……
橘さんが逆に私を抱きしめた。
「橘さん…?」
私の耳元から聞こえる橘さんの心臓の音。
それだけで安心する。
「莉緒ちゃん…大丈夫だから。」
橘さんの優しい言葉と温かさで
涙が出そう。
「電話には…出ないから。」
橘さんの声が少し震えてる…
「絵里から…聞いたんでしょ?美咲のこと…。」
なにも言えなくて,こくんと頷く私。