君色〜キミイロ〜


思わず心の声が漏れちゃったよ!


一気に顔…ううん!


体までもが熱くなる。


でも,突然の私の発言に橘さんの頬もみるみる赤くなってきて


「莉緒ちゃん…朝から俺を止まらせないつもり?」


「えっ…?なに言っ…!」


なんて言う暇もなく


橘さんはボタンを止める手を
私の後頭部へと回し


唇を合わせた。


そしてもう片方の手で私の体をなぞる。


なかなか離れない唇と指の動きに目眩がしそう。


やっと唇が離れて涙目の私に


「朝からこんなことすんの初めてだよ…」


って私と同じくらいのピンク色の頬でぽつりと呟いた。


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