愛をそっと、ぬくもりをぎゅっと。
「私は、裏庭にいるよ!学校出る前に





裏庭のキレイな花とか見納めしとこうと思って!!」





咄嗟に思いついた嘘で怪しまれないようにする。





ごめんね、きょうた。





「じゃあ、今からそっち行ってもいい?」




「うん…。いいよ。」





あぁ。





もうだめだ。





この状況から逃れることも止めることも





出来ないんだと痛感した。





終わりにしなきゃいけないんだ。


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