愛をそっと、ぬくもりをぎゅっと。
「なつき、







別れて欲しいんだ。」





「他に好きな子ができた。」





頬に生暖かいものが流れた気がした。




私は一瞬目を瞑る。




まだ肌寒い初春の風が私の頬をかすめて




あっとゆうまに熱を奪っていく。




寒いな…。














身体も心も…。


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