君がもし変わっていても
遠ざかる想い
「おはようございます!先輩!」


マネージャーの仕事が始まった。


翔…もサッカー部に入ってるけど、あれから見てない。

多分部活に来てないんだろうな。



『なんなんだろーな、柊翔。』

『強いから来なくていいとか思ってんじゃね?笑。うぜー』


翔…愚痴られてる(-_-;)


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C組に行くと、案外普通に翔がいた。
寝てるけど…


「しょ…『しょーうくん!!』


ムクっと顔を上げる翔。


『うわっ可愛い!』


すごいあの子…みんな見てるけど…お構いなしで話しかけてる…

「んだよ」

『イケメンだぁ!やっぱり!』

「お前誰?」

『うち、百田ありさ!』

「あっそ、あっちいけよ」

『いやだぁ!翔君と話したい!』

あの2人…仲いいのかな。







「…翔っちょっと」



『…百田さん、じゃーね、』




声をかけた甲斐があった。
意外とすぐに来てくれた。




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「あの…さ、この前はごめん。翔のこと何も知らなくて…」



『別にどーでもいいわ、で、それだけ?』


やっぱり怖い(><)



「えっと、部活来ないのかなーって思って!」



『だりぃ、マジでやめようと思ってる』



「…翔がサッカーやめるの…?」



目を丸くして小鳥が言う


『俺の勝手だろ、そんなん、』



「そ…そっか…そうだよね…あたしが口出すもんじゃないもんね…!じゃ、じゃあね!」

小さい頃からずっと夢見てたサッカー…なのにやめちゃうんだ…


『なぁ!翔今の彼女?!』

『ちげーよ』


『いやーそうだろー!最近機嫌いいほうだし?』




『それは、リアルに彼女ができたからですー笑笑』

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