続 鉄の女には深い愛情を
その時、携帯のバイブが鳴って
メール受信のお知らせがきた


そのメールを開こうとした瞬間に


またまたいつもの騒がしい歓声の集団が
この穴場カフェに入ってきた。



キャー


何この人?
すんごくカッコイイ!!


もしかして芸能人??


いや〜イケメン〜!!


ステキ〜!!!




この感じはまたいつもの彼かい??
と思い、視線をそっちにうつすと


その中から困った様子で出てきたのは
斜め前の家に住む桁違いのイケメンの片割れだった。


その彼が私を見つけると笑顔で近づいて来た。


「…やっと見つけた、天。」



「あ 明夫くん?? どうしたの?
こんなところまで……」



「天…メールしたんだけど……」


と言って、私が握りしめている携帯を指差す。



「あっ!ごめんね。」


慌てて携帯を開くと



天、今どこ??



というメールが明夫くんから来ていた。




そうです。
斜め前に住むイケメンといっても
明夫くんでした。
はい、明夫くんも桁違いですから(笑)
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