フラワーガーデン
おばあ様は僕にちらっと一瞥くれると、冷たい口調でダディに訊ねた。

僕は彼女にあまり歓迎されていないことを感じ取った。

「ご無沙汰していました。母さん。

この子が徹です。ところで父さんは?」

「お父様はあなたたちにお会いになりません。

ただ、好きなだけ滞在できるよう別邸を用意しましたから、そちらに行くようにとのことです」

冷たく響く祖母の声に僕は体がすくんだ。


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