フラワーガーデン
リムジンが数キロ走った頃、リンカーン記念公園の方から銃声が幾つも鳴り響き始める。

「応援が間に合ったようね」

彼女は金髪を掻き揚げながら微笑むと、親指を立て「グッドジョブ!トール」と笑った。


「あの……胸、早くしまったらいかがですか?」

僕は彼女の肌蹴た胸元が気になり、目のやり場に困ってしまっていた。

一瞬、きょとんとしたグレイスは、やがてからかうように、「ふふ~ん」と鼻を鳴らすと更にジッパーを下へと下ろし始める。


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