ツンデレくんを攻略中です。
◯今日もツンツンです。



「ゆーうーくーんーっ!!!
今日も可愛いっ!愛してるっ!」


そう言いながら抱きつこうとすると


「雛先輩。朝からうるさいです。」







うん。いつも通りクールくん。

そんな悠くんも可愛いんだけどっ!
でもこの大きく開いた腕の居場所が
今日もないのは寂しいっ!


そんなことを考えてニヤニヤしてる私、
久世 雛(くぜ ひな)は
世羅 悠陽(せら ゆうひ)くんが好きすぎて
どうしようかと最近真剣に悩んでます




「悠くんは相変わらずツンデレくんだねっ
可愛いぞっ」

「デレた覚えはありません。

雛先輩。ここ1年の教室ですよ。
どこまでついてくるつもりですか。」


すごく時々あるのですよ。
そのデレのためならなんでもできるよ!
ほんとに!

だから悠くんが冷たくてもいいのです。
むしろご褒美感覚!




「だって悠くんとお話したいじゃん。
実は悠くんも思ってたり…?」


「ないですね」


即答しなくても!
わかってたけどさっ!


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