無敵な彼女
それに夜村史世が身に付けていたあのシルバーネックレス。
あれもなんだかただの装飾品じゃないような気がして、心にひっかかってる。
「凛?どうしたの?ぼーっとしてるよ?」
「あーごめんごめん。なんでもない」
「いっぱい女の子の友達、できるといいね~」
「そうだね」
まあ……考えてても仕方ないことだよね。
私は姫乃とふたりで適当な席に座った。
クラス中の顔も知らない男子が、デレデレしながら姫乃を見てる。