ダイヤモンドの未来
普段は、レントゲンの技師さんが撮影をするが、もう夜間のため、先生しかいない。

医者はレントゲン撮影が可能だ。

様々なことが、許可されている医者。

いったいどれだけ勉強したのだろう…。

「この台に上がって、足を前に出して座って」

透明な固い台に座り靴を脱ぐ。

靴下を脱ぐと、テーピングをグルグル巻きにした、左足。

本を見て、なんとか巻いたテーピングが汚い。

「すみません、汚くて…。臭いとか…。」

1日靴を履いていたし。

院内履きは、スニーカーが決められている。

看護師の針刺し事故防止や震災時の安全対策のため。

サンダルが履ければ、足ももう少し楽だが、目立ちたくなくて、腫れた足を毎朝スニーカーへ押し込む。

「色々、気にしなくて大丈夫。
テーピングとれる?それとも、俺がとる?」

「自分でとります。」

なんとか外すと、紫色に腫れた足首。

「じゃあ、そこで動かないでね」

先生は、スイッチを押すために一度外へでる。

そして、戻ってきた。

「はい、レントゲンは終わり」

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