ダイヤモンドの未来
先生の家で夕ご飯を食べて、ソファに座る。

先生が隣に来る。

先週と同じ展開…

ふと、先生のスマホを見る。

私の視線に気づいた先生。

「今日は鳴らないよ。」

今日の当直は、勤務医の先生。
澤田先生の先輩。

「大下の時に、俺が呼び出されること多いの知ってるから、よっぽどのことがない限り、今日は呼ばれない。」

そうなんだ。

一緒に過ごせるんだ。

うれしいけど、緊張が高まる。

「とりあえず、風呂入るか。」

「はい。あっ、お先にどうぞ。」

「どうぞ。ゆっくり入って。足もしっかりあっためて。」

「ありがとうございます。」

いつまでも、譲り合っていてもと、言葉に甘える。

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