Closed~閉じてる彼ら~
そして部活の時間が終了。





ささらとの帰路。

話題は、BGMは決まったけどCDが無いだとか、自分の役は台詞が多いだとか。





正面に、影。





「縁さん」





足を止める。


「…優子さん…」

「縁。知り合い?」

「…うん」


優子さんは微笑んだ。


「縁さん。最近、うちにいらっしゃいませんね」

「ちょっと…部活が忙しくて…」

「そうですか…。では、純くんの勘違いですね」

「…何が、ですか?」

「彼は、自分が嫌な事を言ったから、縁さんがうちにいらっしゃらないと言っていました」



< 118 / 176 >

この作品をシェア

pagetop