Closed~閉じてる彼ら~
背後から拍手。


「お疲れ様。縁ちゃん」


高杉先輩の表情に変化は無い。


「…怒ってます?」





「なんで?」





高杉先輩は肩をすくめた。





「私達は明凪学園放送部。

放送流して、何が悪いっていうの?」


高杉先輩…。


「クッハハ…。

縁ちゃあん!」


高杉先輩は笑いながら、バシバシと私の背中を叩いた。


「た、たかっ…。いた、痛い、です…」


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