Closed~閉じてる彼ら~
「いや…考える時間を…」

「女だったら、はっきりする!」

「ひい!」


もう、この人、怖い。

女は、関係無いでしょ!


男子二人は、黙々と作業をしている。


助けてよ、男なら…。

いや、関係無いか…。


「入るの?入らないの?」

「えっと…」

「はっきり!」

「は、入ります、入ります!」


無愛想先輩はニヤリと笑った。


あたしの自由意志は…?

っていうか、あたしのヘタレ…。


「あたしの名前は、高杉遥よ。よろしくね、相良縁ちゃん」


< 76 / 176 >

この作品をシェア

pagetop