あなただけを見つめてる。

~朝陽side~



~朝陽side~



学校に向かう途中、緑川からラインがきた。



【葵が大変なことになってる!学校に着いたらすぐに掲示板のところまで来て!】



……っ!!


大変なことってなんだよ!?


俺はそれを見た瞬間、いてもたってもいられなくなって、とにかく猛ダッシュで向かった。


ようやく学校に着いて、掲示板の近くまで行くと、なぜだかその前には人だかりができていて、辺りは騒がしいことになっていた。


マジでなにがあったんだ?


嫌な胸騒ぎを覚えながらも、俺はわけがわかならいまま、その人だかりの中をかき分けて入っていった。


すると。



「……っ!!」



掲示板に貼られた一枚のプリントに目が止まった。


あれって、もしかして……葵?


けど、なんで葵がアイツと手なんかつないでんだよ?


それに、誰がこんなこと……


そう思った瞬間、俺はそのプリントをむしり取るようにして怒り任せにグチャグチャに丸め潰した。

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