僕、幼なじみと恋愛中
あいつは毎日毎日僕より早く帰ってきては僕を抱いていた。
僕のことを杏、杏と呼びながら。
杏(ann)とは僕が殺した母親。
僕を母親に見立て、あいつは抱いているんだ
僕は毎日毎日、抱かれる度にリスカをした
そうでもしないと僕は生きてる心地がしなくなった。
そして僕は、感情を無くした。
喜怒哀楽の全てを。
もう、人生がどうでも良くなった。
周りは色がなく、楽しいともつまらないとも思わない。
人形にでもなった気分だった。
あぁ、僕は生きてる価値がないんだな。
改めてそう思った。