女子高生より君が好き
キッチン、と言っても狭いアパート。


すぐそこにあるガスコンロで、何やら作りながらテレビを見ているひかり。


「あんな状況で、きゅんきゅん出来るなんて若さの特権よねー」


ひかりは最近すぐに自分を若くないだのババアだの、言うことがある。


俺は身体がだるいのもあって、炬燵の布団を口元まで持ってきて寝ていた。


俺が言葉を発しなくても、ひかりのトークは淀みなく続く。


「知ってる?壁だけじゃなくて、股ドンだの床ドンだのあるんだって。

ドンすりゃなんでもいいのかって言う」


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