イチゴミルク *
そんな藤田くんを見ていたら、自然と口から出ていた。
「…夏樹……」
どうして急にそんなこと言うんだろう。
藤田くん…。
「お願いだから…
リコだけは俺から離れていかないで…」
寂しそうな声。
苦しそうな声。
急にどうしちゃったの…?
「あたしは…離れていかないよ…?」
何も他に物音がしないこの空気が重く感じる。
藤田くん。
あたしは何があったって、藤田くんから離れないよ。
離れたくないよ。