イチゴミルク *
「俺、リコに嘘ついたことある?」
……ない。
「俺、リコ以外の女子とこんなにしゃべったことある?」
…ないよ…。
「俺がイチゴミルク好きなの知ってるの、リコしかいないよね?」
…うん。
「リコと俺はお互いが好きだから、こうやって付き合ってるんだよね?」
両手を奪われ、
あたしより二回りも大きな手で、そっと包み込まれる。
「俺がリコ以外を好きになることがありえると思う?」
そこまで言われて、
首をブンブン横に振った。
少し考えればわかったことなのに、自分のことばっかり考えて…。