イチゴミルク *
「あ、俺、窓側の一番前に座ってる萩原!
男子の図書委員俺なんだけど…気づいてなかった?」
苦笑いで笑う萩原くんに、カアアっと顔が赤くなる。
そっか、図書委員って男女1人ずつだった!
もう一人の存在を忘れてたなんてすごく失礼なことしちゃった!?
「ごめんなさい!ほんとに!気づかなかったわけじゃなくて、黒板の方見てなくて…あの…っ」
ずっとラインとか、窓の外とか見てて、その…。
「あっ、ううん、責めてるわけじゃなくてさ。よろしくって言いたかっただけだから」
「ありがとう…でも本当にごめんね…」
萩原くん、今ちゃんとインプットしました!
多分地毛であろうこげ茶色の髪の毛に、
優しく目を細めて笑う笑顔。
優しそうな人だなあ…。