絶対零度の鍵
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「ふぁーあ。」
予備校からの帰り道。
案の定僕は欠伸が止まらない。
片手に持ったアイスが溶けていっていることにすら、どうでも良さを感じて、そのままにしている。
瞼が開かない。
今日は尭は珍しく休みだった。
なんでかは知らない。
多分、出かけたんじゃないかな。
尭が風邪を引いたとか、信じらんないし。
こんなのんびりとした気兼ねない帰り道っていいなぁ。
家に居るトリオも今日に限って付いてくるとは言わなかった。
久々の一人、だ。