絶対零度の鍵
========================
夕食を終えて、割り当てられた部屋で寝る支度を整えていると、コンコンとドアがノックされた。
「はい?」
一応返事をしてみる。
「クミ?まだ起きてる?」
右京の声だ。
「起きてるよ」
「ちょっと…出てこれる?」
僕はさっきグスが持ってきてくれた上掛けを羽織って、扉を開ける。
右京は食事の時と変わらない出で立ちで、傍に立っていた。
「どうしたの?」
右京は僕を見ると、にこりと笑った。