L'a maro e dolce amaro ~甘くて苦い恋の味 ~
私たちの存在に気付いていたのか、先生は食器を片付け私達の傍に来ていた。

こんな姿を見られたなんて…。

恥ずかしい…。恥ずかしすぎる。

「相変わらず2人共元気ねぇ。毎週見てるけど飽きないよ笑。」

「先生何仰っているのですか?私は別に元気だなんて思っていません。」

あぁ…。天の邪鬼な返答をしてしまう。

「あゆむさんは相変わらず恥ずかしがり屋さんね笑」

「べっ…。別にそんなんじゃ…。」

「フフっ笑。じゃあそろそろ部会に行くわね。今日も楽しみに待ってるから笑。」

えっ…?!

そう言うと先生は食堂を後にした。
< 15 / 105 >

この作品をシェア

pagetop