L'a maro e dolce amaro ~甘くて苦い恋の味 ~
きたい、キタイ、期待
私達は急いでお昼を食べていつもの場所へと向かった。

正直あの後だから緊張する。

「でもさぁ、よく先生見てるよねー。」

壁にもたれながら瑞希が言った。

「凄くびっくりした…笑。」

「あゆむちゃんめっちゃ顔にやけてるw」

「えっ、嘘?」

「ホントw。もの凄くニヤニヤしてる笑。」

よく感情が顔に出ているらしく、瑞希曰く何を考えているかお見通しらしい。

そんなにわかるものか…。

先生にああやって言ってもらえるのは凄く嬉しかった。

でも、いつも心で思っている事を口にして言えない。
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