L'a maro e dolce amaro ~甘くて苦い恋の味 ~
交差する思い
一昨日の睡眠不足もあったのだろう。

あのまま眠ってしまい、気付いたら朝だった。

急いでシャワーを浴び、朝ごはんを食べ学校へ行く。

「あゆむちゃんおはよー!!」

下駄箱に着いた時、偶然瑞希に会った。

「おはよう。どう?入試の準備は。」

「面接はある程度OKだけど、小論文がね…」

私は文章を書くのが苦手。だから小論文とかレポートも苦手だ。

「私もそういうの苦手…。確か明日だよね?」

指定校でいく子達は今週からが試験ラッシュ。

校内のピリピリした雰囲気も少しは収まるだろう。

「うん!」

「ファイト」

「ありがとう!あゆむちゃんも無理しないでね?下校時間ギリギリまで相川ちゃんと勉強してて、すごいなー!と思ってるよ!!」
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